<Code for Japan Summit 2023>特務機関NERV防災のすごさを実感

目黒区議会議員の山本ひろこです☆
毎年恒例の Code for Japan Summit
に行ってまいりました!

一応ご説明しておくと、
Code for Japan は、
Civic Techの日本最大の団体です。
でもって、Civic Techとは、
・地域や身近な困り事を
・市民がテクノロジーの力で解決する
ということを指します。
要は、ITを活用して、
市民が地域の困りごとを解決することです。

そんなCivic Techを愛する人たちが集う
今年のCode for Japan Summit2023、
オープニングは、
340万人以上が使っている超有名防災アプリ
『特務機関NERV防災』を作った
株式会社GEHIRN代表 石森大貴氏の講演でした。

エヴァを見てないと読めないですよね(^^;;
アプリ名も社名も、
アニメ「エヴァンゲリオン」に由来しており、
ドイツ語でネルフと読みます。
「国内最速レベル」と銘打ち、
テレビより早い災害速報を提供します。

テレビより早いんですよ。
しかも情報源は気象庁ですよ。
これまで、災害速報のためだけに
NHK受信料を払っているという方は、
NERVでNHKは不要になりますね。

ただね、私もですが、
災害時は不安なので
ずっとNHKつけっぱなしで
各地の災害状況中継を見ていたい・・
という人は、NHKも要るかなー。

ともあれ、災害速報を受け取るなら、
早くて見やすいNERVの圧勝です。
テレビのように、
聞き逃した、見逃した、
なんてこともありません。
速報も飛んでくるし、
見たい時に見たい場所の
最新情報を見ることができる。

ではなぜそんなに早いのか。
テッキーな話になりますが、

提供する防災気象情報は、気象業務支援センター(気象庁本庁舎および大阪管区気象台内)と接続した専用線からダイレクトに受け取ることで情報の信頼性を担保し、当社が独自に開発した技術により国内最速レベルの情報配信を実現しています。

ということで、専用線で気象庁が発した情報を
約1秒以内に受信し、アプリで発信しています。
また、災害時に数百万人が一斉にアクセスしても
サーバダウンしないよう、
分散キューを使うことで
大量のトラフィック処理をしているそうです。

 

NERVがすごいのは、
速度だけではありません。
アクセシビリティにもこだわってます。
色覚特性への対応だけでなく、
テーマカラーやコントラスト、
フォントのサイズや形まで、
各自が見やすいように調整できるようにして、
徹底的に見やすさにこだわっています。

その背景には、代表の石森氏自身が
色が見えにくいという特性があるそうです。
NERVのアクセシビリティは
「人によって見えやすさは違う」
という視点が素晴らしいです。

あ、ちなみに読み上げ機能や
やさしい日本語、外国語対応、
なども充実しています。

いざという災害時こそ、
迅速に正しい情報を受け取ってもらうことが重要。
これってものすごく大切な視点ですよね。

改めて考えさせられました。