開催報告「子どもの居場所サミット」に中1女子も参加してくれました!

不登校に関わる父母から、中1女子まで・・!

中目黒スクエアにて、先週末開催した、「子どもの居場所サミット」。参加者はお子さんの不登校に悩まれているパパさんママさんが多かったですが、中でも驚いたのが、中学1年生の不登校の女の子が1人で参加してくれたこと。親に連れられてとかではなく、1人参加というのにビックリでした。事前に質問も送ってくれていて、話し方もしっかりしていて、うちの娘とほぼ年齢も違わないのに、、、と、あまりの賢さに驚くばかり。

帰りに感想を聞いたら、心が軽くなったと言ってくれて、とても嬉しかったです(^^) 今回は2つのセミナーを合わせてサミットとしましたので、ざっくり概要をお伝えします。

 

第1部:オンラインという新しい居場所

第1部では、私からオンラインの居場所についての見解をお伝えし、その後、N中等部の小田先生から、新しいスタイルの学びの場である「N中等部」で行われている、オンライン・通学の授業それぞにおける子ども達の過ごし方や違いを教えてもらいました。

子ども達が多用しているSNSは「居場所」とは言い難く、いつも見てはいるけども、ステイタスも見れないので、相手がオンラインかどうかはわからない一方で、すぐ返信せねばとか、見ておかねば的な義務感が付きまとうように思われます。

N中等部では、通学コースでもネットコースでも、連絡ツールは全てSlack。Slackはビジネスチャットツールの1つで、2022年の調査では、LineWorks、Teams、Chatworkに次いで全国4位のシェアのようですが、私の感覚では、IT系では一番よく使われている気がします。

これらどのツールでも、ステイタスが見れます。要は、オンラインかオフラインかがわかるようになっているという事です。オンラインであれば、すぐに連絡がつくとわかりますし、オフラインなら、今対応できないということがわかります。なので、「繋がっているかどうか」が見える化します。ちなみにこれはSlackのオンラインステイタスです。

通学コースでは皆が同じ部屋に集まって、Slackで会話し、ネットコースでは対面で顔が見れないのでZOOM(オンライン会議ツール)で接続しっぱなしにしながら、Slackで会話するという具合です。授業はオンラインで自分のペースで受講。わからなければ、部屋にいるチューターに質問できます。ネットスクールの弱みを克服しつつ、強みを活かして、美術部、投資部、政治部etc.. 様々なクラブ活動が行われていますし、年に数回はリアルイベントも開催されています。

コミュニケーションの軸はオンラインに置いているけども、リアル対面を併用することで、居心地の良い居場所の1つとなり得ていると思いました。

 

第2部:子どもが安心できる居場所

第2部では、私から、目黒区内の公共施設における、子どもの第3の居場所についてお伝えし、その後、
長年、不登校児や様々な課題を抱える子どもたちの家庭教師を行なっている田中伸欣氏に、自然遊び体験が子どもに与える影響や、子どもたちが安心できる居場所についてお話ししてもらいました。

こちらは1部と真逆で、オフラインの居場所の話です。テレビ、動画、ゲームなどのデジタル機器は、刺激が強いので、幼いうちから与えてしまうと、こうした刺激がないと楽しめなくなってしまう、という思想です。確かに、Youtubeやゲームに夢中の子達が、今更アナログな遊びで楽しめるかというと、すぐに飽きて「つまんなーい」と言い出すのが現実です。なので、小さな楽しみを発見する力を養うためにも、遊びでデジタル機器を与えるのはできるだけ遅い方が良い、というのも納得です。

失敗経験が少ないと、一度失敗すると「もうダメだ」的に思い込みがちですが、遊びの中でたくさん失敗しておけば、失敗に対する恐怖心が薄くなります。だからこそ、子どものうちにできるだけリアルの場でたくさん失敗する経験を遊びを通じて得ておくことがおすすめとのことでした。全く同意見です。

一方で、自然遊びが良いからと言って、デジタル機器を拒絶するのも今時おかしな話で、よくない=一切ダメ、、というような極論に走るのは違うと思います。

 

「唯一」の正解としない

田中先生いわく、いくら素晴らしい目標だとしても「これこそがマルだ!」と思ってしまうと、他が全て「バツ」に見えてしまう、だから「これしかない」という考え方は大変だと。そうではなく、様々な「まなざし」で子どもを見つめてあげる事が、一番大切だよということでした。

唯一と思い込んでしまわないために、様々な選択肢を用意して、選んでもらえる状態にあることが大切だと考えます。オンライン、リアル、それぞれの良いところを活用しながら、子ども達の安心できる居場所が増えるよう、これからも活動していきたいと思います。

セミナーにご参加いただいた皆様に感謝します。