復帰後初の一般質問②目黒区に常設プレーパークとスケボー練習場を!

目黒区議会議員の山本ひろこです☆

3年以上ぶりの一般質問報告の第2弾。
続きしては、プレーパークとスケボー練習場です。

(3)常設のプレーパーク設置が必要だ!

 

レジリエンスって知ってますか?

 

レジリエンスとは、
「困難をしなやかに乗り越え、回復する力、(精神的回復力)」
のことです。

 

これからの将来予測が難しい社会を生き抜くには、
レジリエンスが欠かせませんが、
失敗が少なければ、回復力も育ちません。

 

巷では「失敗しないための〜」という本や情報が溢れ、
大人が失敗を避けるので、
もちろん子どもも「失敗はカッコ悪い、恥ずかしい」
という認識になっています。
うちの子もしかりです。

 

「失敗したっていいじゃーん、大丈夫よ!」
「失敗するから上達するんだよ」
等々言っても、周りの目が気になるようです。
ついでに女子なんかは汚れるのも嫌がります。

 

これじゃ回復力は育たないですよね。

 

一方で、日本には馴染みがないですが、
「自然不足症候群」というものがあります。
3月に行った地域セミナーでも、我が講師がご紹介しました。

 

自然不足症候群の症状は、「落ち着きがない、我慢できない、集中できない」と、
発達障害の子どもたちの症状と、非常に似通っています。
都心で土地の狭い目黒区では、自然遊び体験ができる場所づくりには、
行政のサポートが欠かせません。

 

だからプレーパーク、と短絡的な話ではない

 

役所の人は、「常設」プレーパークではないけども、
「遊びの出前」として、自然遊び活動ができているから、
それで足りている・・という認識ですが、
違うのです。

 

私は8年前から、被災地で手づくりのプレーパークを設立した、
団体を応援&支援しています。
そこでは考え方が全く違います。

 

端的に言うと、私のお伝えしているプレーパークは、
何もしなくてもいい自由な居場所

 

政府は第三の居場所づくりを推進していますし、
目黒区でも、学童、ランラン広場、子ども教室、子ども食堂etc…
色々と第三の居場所づくりをしていますが、
それは大人が用意する遊び場です。

 

一方で、目黒に必要な常設プレーパークは、
子どもが自分たちで作る第4の居場所です。
何もしなくてもいい、安心できる居場所。
今の子は、何かに役立つ習い事やイベントで、
毎日忙しくて、暇を持て余している子がほとんどいません。
でも、自由な発想は自由な遊びから生まれます。

 

居場所がないと思う子だけでなく、
大人に文句言われず、自由に過ごせる場所として、
学校や学童になじまない子の居場所として、
第4の居場所が必要と考えます。
常設プレーパークがあれば、行けば誰かがいて、
いつでも適当に外遊びができる。

 

私が子ども時代には、都会でも、
暇な子も多く、
公園のルールも周囲の目もゆるかったし、
空き地もあったので、遊び放題でした。
今はそんな場所がないので、
行政が用意しなくてはならない。
だから常設プレーパークなのです。

 

とはいえ、公園改修はかなりの予算がかかる

 

来年から、森林環境税として、
住民税に上乗せして1000円取られます。
これに先行して、先にお金配りが始まっており、
これを森林環境税贈与税と言います。
詳しくはこちらのブログを参照してください。

ともあれ、森林環境贈与税として
2019年から毎年2000万円余のお金が、
補助金として交付されれいるので、
これを森のパークづくり等の名目で
常設プレーパーク設置に活用すれば良いのです。
謎の木製製品の購入とかより、
ずっと有意義な税の使い方かと思います。

 

更には、場所の問題もある

 

今、碑文谷公園では、パークPFIという仕組みを使い、
民間の力で改修して活用する計画が進んでいます。
ここに常設プレーパークが設置できるよう、
求めましたが、PFIなので民間の提案によります。
当初に民間からの事業提案にもプレーパークはあり、
利用者アンケートでも2位になっていましたので、
可能性に期待したいと思います。

 

今ある公園を変えるとなると、
利用者の反発も多いですから、
碑文谷公園PFIで、
常設プレーパークの第一弾を
ぜひスタートしてもらいたいものです。

 

(4)目黒区にスケボー練習場を作ろう!

 

目黒区にはスケートボードの練習場がない

 

スケボー愛好家の方はご存知ですが、
目黒区にはスケボーの練習場がありません。
近隣だと、駒沢公園や世田谷公園がありますが、
区境に住んでいる方には良いのですが、
その他の地域からは結構遠いです。

 

先日オリンピックで金メダルを取った堀米選手の地元
江東区のような海沿いの広大な場所がない目黒では、
あのような本格的なパークは作れません。

 

一方で、小さな練習場もないので、
近所のスケボーキッズは、近所で練習しており、
それが元で近隣からのクレームも多いです。

 

こうした双方の利害調整のためにも、
スケボーの練習場を設けるべきではないかと考えますが、
いざどこに作るかとなると、近隣は皆嫌がるのが現状です。
かなりハードルは高いです。

 

既に住民クレームが多いので、
散々交渉もしたし、議会提言もしましたが、
役所からは否定的な回答しか出てきません。
でも、スケボーは迷惑行為ではなく、スポーツなのです。
一概に排除するのではなく、
夜間や音の問題に配慮しつつ、
共存することはできないのでしょうか?

 

常設プレーパークにスケボー練習場という発想もある

 

ちなみに、世田谷公園のスケボー練習場は、
世田谷公園のプレーパークを作った方が
場所の一部をスケボー練習場に提供する所から
始まったと聞いています。

 

常設プレーパークにしろ、スケボー練習場にしろ、
どちらもハードルは高いので、
改めて、どういう方法がとれるかを、
賛同者みんなで考えていきたいと思います。

 

長くなりましたが、
ご協力よろしくお願いします!(^^)